やさしくあること

心がざわざわするニュースがありました。特別すきだったわけではないけれど、ショックだし、悲しいし、なんだか他人事な感じがしなくて肝が冷えました。

この世の中、自分にもそれ以外のみんなにも等しくやさしくできる人ばかりだったら、とっても平和でとっても居心地がいいんだと思います。でも、現実はそうじゃない。周りに見せないようにしているだけで、みんなそれぞれいろいろ抱えているし日々傷付いたりもしていて、自分にやさしくできないこと、他者にやさしくできないことがたくさんあるのが現実だと思います。

終わりの見えない感染症の蔓延する今、制限されることばかりで、不安に思うことばかりで、未来を想像することがこわくなりました。というか、私たちが想像した未来と違うところに迷い込んでしまったようで、この先の未来を想像することがとても難しくなってしまいました。この選択は今あるしあわせを守れる選択なのか?大事な大事な怪獣さんたちの生きていく未来を明るいものにできる選択なのか?大切なものがあればあるほど今がこわいし未来がこわい。それに、人との接触を断たなければならないこの現状は、孤独な気持ちを大きくします。家族や友人と気軽に会って話をすることのかなわないこの現状は、少しずつしかし確実に私たちの心を壊していっている気がするのです。

やさしい人ほど壊れやすいのだろうから、私の大切な人たちには図太くあってほしいと思ってしまいます。近い未来、図太く乗り切って強くやさしく成長したみんなと笑い話として今を語り合えるようになると信じたい。早くそんな未来にたどり着かないかしら、と願わずにはいられない今日この頃です。