目は口ほどに物を言う

夕食後にオットと二人でハーゲンダッツ等の少し高級なアイスを半分こして食べると、甘い物欲も満たされるしその日一日を振り返りながらだらだらおしゃべりもできてとても幸福な気分になれるのですが、本日のアイスタイムはちょっとした事件が……。

そう、怪獣さんです。

離乳食が始まった頃から大人の食べ物・食べる姿に興味津々で、じっと見つめながらお口をもぐもぐさせている(可愛い)のですが、本日のアイスも例にもれず、エアもぐもぐの材料となっておりました。

オットと私が交互に食べる姿をじっと見つめ、次はぼくの番ですよね?と言わんばかりの満面の笑み。

あげたい気持ちは山々ですが、冷たすぎるし甘すぎるし油分も多すぎるしあげられないのよなあ、と思ってごめんねと言いながら食べ続けていると、みるみるうちに曇っていく怪獣さんのお顔……。

それはそれは悲しそうな顔をしたかと思えば、顔をクシャクシャにしてぼろぼろ涙をこぼしながらこれでもかと全力で泣くのです。

一人で首も支えられなかったこの小さな子が、いつの間にか、大人の様子をきっちり観察し、置かれた状況を見極め、自分の気持ち・要求を相手に示すことができるようになったのか…!!、とオットと二人で感動してしまいました。

大げさでなく、日に日にできることが増えていく怪獣さん。成長が嬉しい反面、どんどん赤ちゃん卒業に近づいていっているようで、どことなくさみしい気持ちにもなります。初めて顔を合わせてからまだ一年も経っていないのに、今日まで本当に怒涛の日々で、正直、新生児期の記憶なんてすでにだいぶ飛んでしまっています。あの頃のあなたをもう一度抱っこしたい!と思うけれど、そんなことは叶わないわけで、今この瞬間一緒に過ごすことのできる時間を大切にしたいという気持ちが大きくなる日々です。

いつまでも赤ちゃんでいてほしいけれど、一緒に美味しいものをたくさん食べたいので、元気にすくすく大きくなっておくれ!

ムーミンのしっぽをねらう怪獣さん